ペンもちDays

ペンギン好きの野郎が淡々と日常を貼っていきます

不思議な考え方

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すげー世の中になったものである。

つい最近になって、LGBTという言葉が普及し始めたかな、と思っていたら、今度はポリアモリーである。
個人的に、LGBTという言葉が世の中に出てきてから認知されるまでの体感時間は、一年程度でしかない。
もしかしたら、その生き方をしている人たち、もしくは有識者や活動家などはもっと前から当たり前のようにしっていたかもしれない。
Facebookで虹色のカバーでプロフィール写真を飾り、LGBTを応援するという企画もあった。
今一度LGBTってなんぞや、という方のために説明しておくと

L=レズビアン(女性同性愛者)
G=ゲイ(男性同性愛者)
B=バイセクシュアル(両性愛者)
T=トランスジェンダー(出生の性と、自分の認識している性とが違うこと)

というそれぞれの言葉のイニシャルを取った言葉だ。
今まで男は女を、女は男を好きになる、あるいは男性は男性として、女性は女性として生きるべきだというのが世の中の一般的な認識だった。
しかしその中で、その一般的な認識とは違う人たちがおり、もし自分の人とは異なる考え方を打ち明けたら家族や友人、職場などで異質だと思われる、
という葛藤を抱く人たちもいた。
近年、日本もダイバシティ(多様性)を認める社会へと徐々に変容しており、このLGBTも人それぞれの考え方があっていいよね、ということで
認知が広がってきているのだ。
だから企業も「LGBTとしての婚姻を認めます」なんて風に多様性を受け入れることの出来る、文化的に進んだ会社だとアピールする。
自分の本当の気持ちを隠し、魔女狩りのようにもしそれが周囲に知れてしまったら差別を受ける。
そういう人たちが、ようやく自分らしい生き方を歩み始めてきた、ということだろう。

僕はLGBTでもなければ上記のポリアモリーでもなく、女性のみを愛する人間だ。
そして少し異論を唱えたいのが、ポリアモリーはもとより、LGBTも決して多数派ではないということだ。
決して存在を否定するつもりもなければ、その生き方が悪いとも思わない。ごめん、正直ポリアモリーにはちょっと思ってるけど。
ただ、その人たちの考え方が、我々の考え方とはどこかで違うことを理解していてほしい。
すでにそう認識していて、更に自分たちの考えを押し付けるつもりがないという人たちにはそんなことを言ってしまい申し訳ないと思う。

さて、本題に戻ってポリアモリーだ。
この人たちはなんというか、実に動物的だと思う。
別にけなしているのではなく、動物の世界って結婚制度もないし一対複数の関係が起こり得るし、法律とかそういうのもないので何物にも縛られない関係が見られるからだ。
ちょっと調べてみたら、やっぱり動物って父親が違うとか母親が違うとかザラにあるらしい。確かにその方が種を残すって意味では効率的だしね。
でも、僕たちは人間である。人間だからこそ嫉妬もすれば独占もしたくなるし、理性というものがあり考えることができて、長い歴史の中で一対一が良い、という制度になったのではなかろうか。
今でも一夫多妻制の国というのは存在するが、その国の中ですら一夫一妻制がまともだという意見も出ている。
あるいは、妻とは行かなくても「愛人」というくくりで奥さん以外に女性と関係を持つ人がいるが、お盛んなことだなぁという印象だ。
思うに、人間の「一夫一妻制」は人類の発展そのものなんじゃなかろうか。
動物の本質が種の生存、繁栄で複数との関係を持つことだというのなら、人間の本質はその反対に、一夫一妻制という文化を築いてきた、理性の発達ではないか?
それを、「私は一人の人間だけしか愛さないなんて無理」と考えるのは、人類の進化に反しているんじゃないだろうか?

なんか、今後浮気とか不倫とかしても

ぼくはわたしはポリアモリーだから仕方ないじゃん!

とか平気で言う人が出てきそうで怖い。本当にポリアモリーな人々には申し訳ないが、浮気の言い訳の常套句になりそうである。

多くのヤフコメでも奇異だとみなす声が出ているが、その理由は人間の築いてきた文化から生まれた考え方とは違うからではないか。
そう考える次第です。